yummydance 小学校ダンスアウトリーチ|カラダでおしゃべり ダンスワークショップ
2024年11月21日(木)
城西小学校 3年1組(28名)
ダンサー:yummydance(宇都宮忍(うっちゃん)、高橋砂織(さおりん)、得居幸(みゆきちゃん))
愛媛県松山市を拠点に国内外で活躍するyummydance(ヤミーダンス)のみなさんを迎え、
11月18日(月)~22日(金)まで市内4校11クラスでコンテンポラリーダンスのワークショップを行いました。
その中から、城西小学校3年1組でのワークショップの様子をお届けします。

まずはダンスをしながらyummydanceのみなさんの自己紹介です。
動きに合わせながら「さおりん!」「みゆきちゃん!」「うっちゃん!」と大きな声で名前を呼ぶ子どもたちも元気いっぱいの様子。

続いて音楽に合わせてyummydanceのみなさんが短いダンスを披露しました。「何が見えた?」の問いかけに「バスケットボール!」「なにか食べてた!」「坂道!」と次々と答える子どもたち。
ここからは、少しずつ体を動かしていきます。まずはその場で「お尻のシールをはがします」「ねばねばねば~」と動きをイメージしたフレーズを言いながら動いていきます。
次に輪になって、さおりんの真似をしながら動いていきます。手をブラブラさせたり、片足立ちになったり、ジャンプしながら回ったり……。

だんだん身体がほぐれてきたところで、自分の体で自由に丸、四角、三角を作ってみます。上半身は丸、下半身は三角など、立ったり、しゃがんだり、寝転んだり、ブリッジしたりしながら、思い思いに形を作っていきました。
「小さい丸もいいね!」「それもおもしろいね!」とyummydanceのみなさんが声をかけるごとに、子どもたちもどんどん新しいポーズを生み出そうとどんどん積極的に。

次はさらに自由度の高い3人組に分かれてのワークです。1人ずつ自分が今までにしたことのない動きで移動して、先に移動した人の体に触れてポーズをとるというもの。
まずは、さおりんとみゆきちゃん、そして立候補したお友達1人の3人でお手本をします。
「どういう動きこれ?」「すごーい」「階段だ!」「熱い?」と、子どもたちは感じたことを次々に言葉にします。最後に立候補したお友達も勢いよくスタートしましたが、ポーズする手前で大きな声で「どうしよっかなー?」と大悩み。えいっと最後にしっかりポーズを決めたところで、見ている子どもたちも大盛り上がり!拍手が贈られました。

いよいよみんなそれぞれ3人のグループで挑戦。転がったり、ヒザ立ちで移動したり、側転を混ぜたり、ボールを投げる動作で進んだりと、たくさんの個性溢れる表現が生まれていました。
次に、3人組のまま全体を半分に区切って、動く組と見る組に分かれます。先程までは自分たちのグループに集中していましたが、別のグループを見てみるとおもしろい動きが次々に飛び出し、楽しみながら互いの動きを見合っていました。
次はクラス全体を3つに分けて9~10人組を作り、また1人ずつ動きながら最後にポーズをとり、島や建物を作るなどのテーマをもってやってみます。各グループには一人ずつyummydanceのメンバーが入ります。

人数が増えるとユニークなポーズを取るのが難しくなってきます。前の子と似たポーズを取る子が多いグループには、yummydanceのみなさんが声をかけ、「それいいね」「最高!」と言いながら、オリジナリティのあるポーズを生み出していました。
段々と自由に動くことを楽しむ空気が広がり、子どもたち同士で、「いいね!」「OK!OK!」「おぉ~!」と互いに声をかけあい、盛り上げながら進んでいたのが印象的でした。
各グループでしばらく打ち合わせしてみた後は、みんなで見せ合う時間です。それぞれのグループが同時にスタートし、体育館の中央に集まってきます。形を作った後は、それぞれのグループごとに大きくなったり小さくなったり回ったりして、yummydanceのみなさんの合図で床に崩れます。「すごくいろんな形ができたね」との声掛けに誇らしそうな子どもたち。

最後は全員で音楽をかけながら動いていきます。
もう最初の戸惑いはなく、思い思いに自分のペースで自分なりの動きで移動していきます。体育館の端から中央まで、それぞれのダンスで集まり、全員で組み合います。
組み合ったまま揺れたり、合図で崩れたり、今度は違う形で組み合ったり、と全員でのダンスを楽しんで終了です。
最後に感想を聞いてみると、「いろんな動きができて楽しかった」「普段ガールズダンスを習っているけど、(それとは違って)体のいろいろなところを使ってダンスするのがすごいと思った」と時間が足りないほどたくさん手が挙がりました。


整列をした後も隣の子と体を繋げた状態で、お話を聞く子どもたち。なかにはポーズを取る子もいて、この時間で体験したことが早速子どもたちの遊びになっていたり、ダンスの時間が終わるのが名残惜しそうな様子も見られました。
最後はyummydanceのみなさんとハイタッチをしながらお別れです。「また来てね」「楽しかった」と明るい声が体育館に響いていました。